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2024年ってどんな年?

2023年も大変でした

「ご一緒に九億四千万キロメートルの宇宙旅行をいたしましょう。これは地球が太陽のまわりを一周する距離です。速度は秒速29.7キロメートルのマッハ93。安全です。他の乗客たちがごたごたをおこさないよう祈りましょう」

これは星新一の書いた年賀状の文言とされていますが、2023年は他の乗客たちがごたごたを起こし続けた1年でした。残念ながら2024年も似たような感じで進むのでしょう。2024年に予定されている出来事についてこの年末、見ていきたいと思います。

1月 大河ドラマは「紫式部」

2024年の大河ドラマは紫式部を題材にした「光る君へ」です。源氏物語は大河ドラマにならないのかという意見は毎年NHKに寄せられているらしいですが、あれは衣装にお金がかかりすぎるらしいですね。ストーリーも現代に目線からは放送禁止なものも多いので、難しいと言われています。

華やかでいいと思うのですが、出来ないものですかね。役者には白装束を着せて柄だけAIで画像加工するなんて時代が来るんでしょうかね。ひょっとするとそんな日もすぐそこまで来ているかもしれません。常にイノベーションを忘れず、時代の流れについていくようにしたいものです。

5月 ロシア大統領選挙

ウクライナと戦争中のロシアでは大統領選挙があります。プーチン大統領にしてみればここまでに一つ戦果を出しておきたいところかもしれませんが、戦時の大統領がクビになるという例はあまりなく、ましてやロシアでそういう事は起きないでしょう。ここは無難に通過するものと思われます。

7月 新紙幣発行

7月から福沢諭吉札が廃止され、渋沢栄一札が導入されます。聖徳太子札の時と同じく福沢諭吉札も引き続き使用できます。ちなみに日本の紙幣はかなり古いものまで流通可能とされており、明治18年に発行された大黒様が描かれた1円紙幣まで有効です。既に無効化されている日銀券もあるらしいのですが、詳細は調べられませんでした。銀兌換がついているものですかねえ。

最高額紙幣というのは国の顔です。その人物を福沢諭吉から渋沢栄一に変えてきたというのは、日本国から国民へのメッセージです。福沢諭吉は西洋近代を日本に導入しようとした代表的人物であり、このメッセージは「日本は西洋近代国家たれ」というものと私は考えています。

渋沢栄一は生涯に500の企業を興したとされており、現代でも名だたる大企業の創業者が渋沢栄一です。つまり日本国のメッセージは「日本人よ事業を興せ」であると私は解釈しています。ただ金と不動産を抱いて権利の上に眠るのではなく、事業を興し、国民を豊かたらしめ、世界に広げよと。紙幣の顔は20年ごとに変わるのが通例ですが、今後20年はこうした国民が素晴らしい国民です。

8月 パリオリンピック

8月に入るとパリオリンピックが開催されます。東京オリンピックがコロナで1年延期になったので、なんだかまたすぐにオリンピックが開催されるように思いますが、今年がオリンピック・イヤーです。

アスリートたちの見事な活躍に期待したいところですが、政治的にはオリンピックとは「休戦期間」です。この時期は世界的に休戦が呼びかけられ、この時期に戦争を行うと国際的な非難の対象となります。

そのため、ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナ、中国と台湾、ベネズエラとガイアナなど世界で起きている紛争はこの時期、一時停止されます。2023年末になって韓国と北朝鮮もきな臭くなってきましたが、もし事が起きてもここでは一時休戦です。世界の首脳陣は選手の激励と称してオリンピック会場に集まり、表でも裏でも様々な話し合いがもたれます。

一方、休戦期間が終わるとまた戦争が始まります。これまで大人しくしていた地域でも今後4年間はオリンピックはないということで戦争の機運が高まるかもしれません。2024年8月以降の国際情勢は暗いものになる可能性があります。

11月 アメリカ大統領選挙

オリンピックイヤーはアメリカ大統領選挙の年でもあります。現職のバイデン大統領が出馬しなかった場合や共和党が勝利した場合、世界の反米勢力が軍事的な挑発を行ってきます。新大統領はどこまで世界の治安にコミットする気があるのか、もし隙があればそれは自分たちのチャンスです。この時に対応を間違えると戦争の時代が始まることでしょう。

12月 TSMC熊本工場稼働開始

主に地政学的な要因から熊本へ移転が進められている台湾の半導体工場ですが、2024年12月に稼働開始の予定です。逆に言うと、極東情勢に何かとんでもない事が起きても熊本は安全だろうと見られているわけで、次の戦争では日本本土は多分大丈夫なんでしょうね。海外旅行はお早めに。

2024年は緊迫した国際情勢の年

日本経済自体はTSMCや万博、そしてインフレ転換や賃上げなどから好景気が続くものと思われますが、国際情勢は非常にシビアで緊迫した状態が続きます。我々は予想できないショックを受けると「100年に1度の事態」とよく表現しますが、実際にこのように形容される事態は5年に1度程度は起きています。2020年に新型コロナが発生してもうすぐ4年。次のショックに備えるべき時期が来ています。

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