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補助金申請支援にはいくら払うのが正解?

補助金申請の相場、バラします

補助金申請を請け負います!と言っているコンサルタントは多いです。弊社も支援をさせていただいております。しかし、この補助金申請支援というもの、相場が本当に見えにくい世界です。今回はその相場がある程度見えてきたので、公開していきたいと思います。

補助金申請でコンサルにお金を払っている人49%、採択率56%

実は、ものづくり補助金の17次公募の注意事項にこういう記載がありました。

>直近公募(第12次~15次締切回)において申請した事業者のうち約3割が事業計画書作成支援者の支援なしで申請しており、また、事業計画書作成支援者の支援を受けた事業者のうち約3割が報酬なしで支援を受けております。

これは不適切なコンサルに依頼をするなという注意書きの一部に記載されていた文章ですが、これを図に示すと上表の通りになります。およそ3割の会社が誰にも頼らず事業計画書を作成しています。また無報酬で支援を受けたケースが2割ほど。

無報酬での支援とは、商工会議所などで職員や契約している中小企業診断士の支援を受けたケースが多いですね。無料経営相談というやつです。で、お金を払って支援を受けた会社が約半分です。

ちなみに第12次~15次締切回の採択率は公表されており、一般型で56.5%です(4回分の平均)。

報酬を払うほど採択率が上がる

下記はものづくり補助金ポータルから拾ってきた画像ですが、報酬を払えば払うほど採択率が上がっていることが分かります。

ちなみに折れ線はこの画像を取ってきた時点での最新回(15回)の採択率で、平均採択率が50.2%だった回です。採択率は支援なしと一番支援ありで最大20%以上の差が出ていることが分かります。

事業再構築補助金でも同じ傾向が

上記の画像は事業再構築補助金のポータルサイトに記載されていた資料ですが、こちらも報酬を支払えば支払うほど採択率が上がっていることが分かります。

ちなみにこちらの補助金では「認定支援機関の報酬なし」が2/3以上いる形になっていますが、実際にはメインバンクなどが無償で認定支援機関になり、事業計画書の作成にあたっては「作成支援者」という形で中小企業診断士などが入っているケースが非常に多く、そういった場合「報酬なし」としてカウントされます。

おそらく実態としてはものづくり補助金と無償支援、有償支援の構成比は変わらないのではないでしょうか?

高額すぎる報酬は詐欺のサインかも

さて、ものづくり補助金、事業再構築補助金の両方のデータを見て気付くことがありませんか?それはグラフの一番右端、最高額の報酬を要求されているケースで採択率が低いことです。

一般に高名なコンサルタントに依頼すればするほど高額な報酬が必要ですが、あまりに高額な報酬を要求するコンサルタントの中には詐欺師がいるということを意味していると私は見ています。

着手金+成功報酬10%~15%というのが一番採択率が高まる相場ではないかなと思います。

補助金申請支援業務は中小企業診断士の業務の中では決して特殊な仕事ではありません。相見積もりやセカンドオピニオンを得るなど、その場の雰囲気に流されず賢明な判断をすることが望まれます。

補助金申請支援はイチコンへ

補助金申請業務がどの士業の独占業務でもないのに、中小企業診断士が選ばれている理由は、役所の小難しい言葉で書かれた公募要領を読み込み理解するとともに、会社の経営課題や経営方針を理解し、採択基準に合った事業計画書に落とし込む、こういった仕事が最もよく出来るのが中小企業診断士だからです。

中小企業診断士でも、この公募要領を読み込み理解するというのは割と大変なのですが、私は日本政策金融公庫という役所的な組織にいて制度融資を扱っていたこともあり、この公募要領の読み込みが苦になりません。そのため、ここまでこのグラフに記載されているよりも高い採択率を出すことが出来ています。補助金申請支援は是非とも弊社にご依頼ください。

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